MOVIE / 2027

館長、最後の日

館長、最後の日

50歳で脱サラし埼玉県深谷市に映画館「深谷シネマ」を創設した竹石研二。2024年、76歳になった彼は館の運営の若者への引き継ぎを決意する。資金難のなか、マイペースに奔走する愛すべき館長の日常。映画への熱い想いとユーモアあふれる引き継ぎ劇を、深谷市出身の映画監督・入江悠がカメラで追った。

長年「深谷シネマの顔」として走り続け、2024年に館長としての実質的な運営業務を次世代に引き継ぎ、現在は同館の名誉館長を務めている竹石研二氏の深谷シネマ館長としての最後の日々を追ったドキュメンタリー作品。竹石氏は、約30年間映画館がなくなっていた埼玉県深谷市に「もう一度映画館をつくりたい」と一念発起し、50歳のときに勤務先を退職し、市民有志らとともにこの映画館を創った。

監督の入江悠にとっては初のドキュメンタリー映画となる本作。ナレーションや字幕による説明を排した極めて観察的な作品である一方で、観察対象への愛着や距離の近さも感じる作品であり、それがこの作品の個性にも繋がっている。映画館運営における竹石氏の日常的な仕事――映写のチェック、定例のスタッフ・理事会議、監督や俳優を招いたトークや舞台挨拶、そしてお客さんへの対応や交流に至るまで――が温かく丁寧に映し出されており、地方の「ミニシアター」の一つの在り様がありのままに捉えられている。

CAST

CAST

竹石研二
深谷シネマの皆さん
塚本晋也
塚尾桜雅
駒木根隆介

STAFF

STAFF

監督・撮影・録音・編集・プロデュース・配給:入江悠
整音:山本タカアキ、グレーディング:野口健司
配給・製作:BROCCO FILMS

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